2021
Jun
04
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intimeーKというすごい奴のお話
今年も6月に入りましたね。まだ落ち着かない状況が続きますがオーツェイドのスタッフも「止まない雨はない」を心に頑張っております。
2016年の年末にintimeの販売を開始して以来、ずっと当社製品に採用してきましたセラミックツイータVST。そこの心臓部であるセラミック材料も販売当初から改善に改善を重ねて現在は第三世代までバージョンアップしてまいりました。
一般的にセラミックツイータは金属的な音が尖って聞こえると言われてきましたが、初代VSTはその課題を改善したある意味画期的な提案であったと思っております。そしてこの4年間でもハイファイ用途として直線性や低履歴特性などセラミック材料の変更を行ってきました。
私が圧電セラミックの開発に従事して35年。永遠の課題でもあった人生をかけて開発している新材料があります。今までの当社のセラミックとは根本的に組成そのものが全く異なる新素材です。SDGsにも合致した未来志向のセラミック材料。開発コードネームはintimeーK。今年の1月にようやく材料的に完成し、ツイータとしての採用を試みてまいりました。
まあ仮称するとすればVST-Kですかね。自画自賛になってしまいますが、これがすごいんです。解像度の高さがもう一段アップしたというか、音の輪郭がものすごく鮮明になったというか、当社肝いりの製品になることは間違いないと自負しています。
そして今量産に向けてセラミックの製造プロセスの開発中です。年内にはみなさんにもご視聴いただけると思っていますのでご期待くださいね。
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