2021
Mar
15
-
intimeってどんなイヤホン?
先日の江夏さんとの対談、現在USに展開しようとしている代理店の方との打合せ、あるいは新規で当社製品をお取り扱い頂けそうな店舗様との打合せで必ず聞かれることがあります。それは「intimeってどんなイヤホン?」あるいは「intimeの特徴は?」という質問。
当社が2016年に初代intime碧を世に出してから今日まで「良い音を日常に」というコンセプトの元、様々な取り組みをして参りましたが、おそらく多くのユーザの方々にコスパイヤホンメーカとして認知頂いていると思っています。当社のコンセプトに照らし合わせた場合、この認知のされ方は嬉しい限りで、ここまでの取り組み方が実っている一つの答えであると思っています。故に上述の質問に対しては「コスパの高いイヤホンです。」と躊躇なくお応えしております。
しかしながらそろそろ5年目を迎えるイヤホンメーカとしてもう少し大人チックなと言いますか、イヤホンメーカライクな回答も必要で、そこには当社が開発しようとしている音の方向性のような回答も必要になります。
私は経営者でもあるのですが、生涯現役を心に抱くエンジニアでもあります。そんなエンジニアの私がお応えする際「空間表現」といった言葉を用いて表現することが多いです。
私自身、学生時代にオーディオに熱くなった世代の一人です。あのリスニングルームに放出される音は今でもオーディオファンの心をワクワクさせてくれます。現在、住宅環境や家族構成などの変化もあり、当時のように大型のスピーカで音楽を聴ける環境は少なくなりました。当時の音を知る私としてはできるだけリスニングルームに近い音をイヤホンで再現したいと考えています。ですので日々どうしたら音場の広い音が実現出来るのか?を命題にして開発をしています。
生演奏を聴く以外、スピーカもイヤホンも疑似音でしかありません。疑似音で何処まで生々しい臨場感を伝えるか? 究極は奏者の表情までが浮かんでくるような音作りを最大の目標として、intimeは今後もイヤホン作りに取り組んで行きます。それが私の目指す「空間表現」への拘りです。
スポンサーサイト