2021
Mar
12
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幸せな出会い
先日、(株)マリモレコーズという企業の代表である江夏さんと対談する機会をもらえました。
江夏さんは自ら楽曲をクリエートして企業のPVやアーチストのPVの作成にも携わっている音楽クリエータです。大手企業の商品PVなども多く手がけておられて、「ええええ?このPVは江夏さんが創ってたんですか?」と驚きの連続でした。
冒頭、彼のスタジオに案内されて彼の創ったサラウンドの楽曲を彼が準備した装置で聞かせてもらいました。そこに広がる音の空間的な広がりは感動を覚えるとともに私自身とても共感出来るものでした。臨場感、全域に渡る音の出方、そして解像度の高さ、何をとっても私が今イヤホンで再現したい音そのもののように感じたわけで、しばし目を閉じて聞き入ってしまいました。空間表現の魔法使いとでも言うべき人ですね。
彼と私の共通事項、それは脱サラです。彼は何と日立造船を脱サラされて起業。私も日立金属~太陽誘電を脱サラして起業。二人とも音楽とは縁遠い業界からやりたいことを貫く為に新しい道を選んだところが共通点なのだと思います(ちょっと美化しすぎか。。。)
対談させて頂いた内容は「音楽」です。音楽を創る側の人間と音楽再生機(イヤホン)を創る側の人間がそれぞれの目指すモノや現状の課題についてフリーで対談です。容易に想像が出来ると思いますが話は予定時間を大幅に超えて大いに盛り上がりました。イヤホンを創る側の人間として、楽曲を創る方とお話し出来たことは本当に幸せな出会いです。
彼は現在の市場で大きなスピーカを用いて楽曲を楽しめる環境が減ってきていることは十分に承知していて、それ故に音のチューニングをするときには必ずヘッドホンやイヤホンでの再生を意識した音作りをしているとのこと。我々イヤホン企業として音楽家のそんな気持ちに少しでも応えることがミッションの一つであることを再度確認した次第です。
江夏さんが空間表現の魔法使いならば、私も負けずに空間表現のマジシャンくらいにはなりたいなと。。。。
2021年も四分の1が終わろうとしています。残りの四分の3、まだまだがんばりますよぉ!
近いうちに対談の動画をアップするつもりですのでお楽しみに。
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