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intimeーXという試作品を通して

 今朝の朝礼でスタッフから報告がありました。「申し込みがすごいことになっています」と。
実際のところ、前回のまかなイヤホンにお申し込み頂いた数量実績を元に今回のintimeーXの生産数量を決めたのですが、それを上回る勢いで多くの方々から申し込みを頂いているようです。しかも多くのお客様からスタッフへのねぎらいのメッセージが添付されているとのこと。
 intimeというブランドを作って4年半。地道に技術に拘ってきた甲斐があったことをスタッフに話をし、さらにそういったお客様に対する感謝の気持ちと今後もお客様の声を開発に活かす姿勢を大事にすることを伝えました。本当にありがとうございます。
 
 で、ここから少しイヤホンの話をさせて頂きたいと思います。intimeーXとTi3の違いをDMにてお問合せ頂きました。方向的には同じ方向にいると思います。どちらも低域の量感が特徴的ではあります。轟も同じコンセプトで作った製品ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
 轟は低域の量感というよりも立ち上がりの速さが売りです。バスドラなどのアタック感のある低域は轟の得意とするところです。一方Ti3は低域の深さが特徴です。文学的な表現になってしまいますが地面から低域が湧いてくるような響き。さすがに弊社のフラッグシップモデルだけありますので、そつの無い低域。それがTi3の低域の特徴かなと思います。そしてintimeーX、端的に言えばTi3寄りの低域だと思いますが、それでいて轟の持つ速度感も引き継いでおり、ある意味低域ブーストの万能型イヤホンという感じかなとも思います。
 これら3機種の共通する点は、「低域が出ているのに中高域が埋もれない」ということだと思います。そこは弊社の持つVSTが上手く機能してくれていると思います。刺さらず、それでいて存在感のある高域という感じでしょうか。特にHDSSを用いているTi3とintimeーXはより歪感の少ない音を奏でてくれますね。
 さらにイヤホンを趣味にされている方々には釈迦に説法になってしまいますが、こういった低域ブースト系のイヤホンはフロント筐体側の空気のリークを抑えるため耳に挿入した際に圧迫感を感じるものが多いです。弊社のTi3や轟も例外ではありません。これはイヤホンを設計する上で低域ブーストの常套手段とも言える手法なのです。ところがintimeーXはその常識を覆してくれました。圧迫感が大幅に改善されています。耳に対する圧迫感がないのですごく楽に試聴出来ることがintimeーXの最大の特徴と言っても良いかと思います。それを樹脂筐体で実現出来たことにこの製品の特徴があるように思います。まだまだ樹脂材料の細かな配合等でチューニングは必要になると思いますが、この材料は今後の弊社の筐体設計に何らかの形で必ず反映されていくと思っています。
 その記念すべき第一号試作機の音をユーザーの方々に聴いて頂きたいという思いで今回のモニター販売を企画いたしました。みなさんからたくさんのご意見を頂くことで弊社の次のステージが見えて来ます。
 私はintimeはユーザの方々、ファンの方々に支えられ育てて頂くブランドだと思っています。元々イヤホンの開発が専門では無かった私が起こしたブランドですのでこれは至極当たり前のことだと思います。故に今後弊社がどのように成長しようとも私はお客様と直接向き合わせて頂く姿勢を絶対に忘れません。ポタフェスにも必ずアテンドしますしASSYミーティングも同様です。これはスタッフも同様の思いです。故に今後のintimeをみなさんの力で日本発信のイヤホンブランドとして育て上げて頂ければ本望です。
 乱文乱筆で恐縮ですが、intimeーXのモニター販売を通じてお客様への御礼を申し上げさせて頂きました。今後も引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

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