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イヤホンの評価って。。。

 過去、弊社のASSYミーティングに参加された方々に、ご自身の作られたイヤホンの周波数特性を測定して差し上げたことがあります。参加された方々はおわかりだと思いますが、その特性は創作された最後の最後に測定して後日メールでお送りするという仕組みです。
 みなさんASSYミーティングではご自身のお好みの音を作られて大枠は満足して帰宅されます。果たしてミーティングの帰り道で聞かれているのか、はたまた自宅に帰って聞かれているのか。いずれにしてもネットに上がってくる参加者の方々の創作イヤホンに対する評価は非常に満足度の高いモノが目立ちます。
 その後、参加者の方々に周波数特性が送付されるわけですが、それはそれで色んな意見があるようです。「聴感とはややズレがあるけど、こんな感じだったのか」とか「想像していた通り」とか。
 当然お送りしたデータは多種多様、千差万別、十人十色。ほとんど同じものはありません。それでもご自身にとっては満足度の高いイヤホンになっています。
 ということは周波数特性によってこれが良いイヤホンですと評価するのは難しいように思います(また後日、いわゆるオーディオアナライザで評価する周波数特性の持つ意味の無さをブログあるいはASSYミーティングで御説明しようとも思っています)。弊社でも開発時には参考程度にしかしていません。最初に開発品を組み上げて視聴して、それを自分の耳でチューニングして完成品に追い込んでいきます。ここである程度の経験があればフラット目にするとか、低域増しにするとか、色んなアプローチが出来るようになります。そして最後の最後、intimeとして製品化出来るレベルになったなと思った時に周波数特性を測定して左右のバランスを確認する程度にしか活用していません(極論ですけどね)。
 故に基本的には開発している我々の耳を信じます。耳の良さを常に磨き続けることは、新しい技術開発を行うことと同等にイヤホンメーカの開発者として重要なことだと思うのです。そしてintimeというブランドの音はこうあるべきという部分でブレないようにすることも大切です。
 イヤホンユーザの方々にも同じことが言えるように思います。最終的にはご自身の耳を信じてご自身の好きな音のイヤホンを選ぶべきだと思います。むろんデザインも重要ですね。
 再生周波数範囲とかインピーダンスとか感度とかスペックは様々です。でもみなさんが購入されるのは個人の嗜好品である製品、イヤホンです。スペックに迷わされることなくご自身が「これ!」と思える一台をご視聴してチョイスして欲しいなぁと思うのです。
 そう思うと地方の方々に試聴機の貸し出しサービスなどを検討することも我々メーカのお仕事かな等とも思う今日この頃です。

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プロフィール

Author:intime with u
「良い音を日常に」「面白いほうのイヤホンメーカ」
 オーツェイド株式会社の渡部です。
イヤホン、セラミック、プライベートなことなど徒然にブログをアップして行きたいと思います。

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