和田橋の女性
今日、会社から高崎駅に向かう途中の出来事です。
和田橋という大きな橋にさしかかったとき、一人の初老の女性が自転車を歩道に止めて何かをしていました。見るとその女性は道ばたに落ちている小さなゴミを拾っています。暑いのに軍手をしながらの作業。とりあえず帽子はかぶられてるようでしたが、わずかにのぞき込んだ私の視線には彼女の額に流れる汗が写りました。
少し後ろめたい気持ちになりましたが、列車の時間もあったため私はその脇を素通りしてしまいました。
「そんなにゴミ落ちているのかなぁ。。」と思い、私はその視線を道ばたに移しました。
そこには結構なタバコの吸い殻が落ちています。10mも歩く内に10個程度はあったでしょうか。
それ以外にも小さなゴミが散乱しています。日頃前を見て歩いているのでなかなか気がつかなかったのでしょう。女性はそのゴミを拾って集めていたのです。
私も若い頃にかつて喫煙していた身。その頃は吸い殻のポイ捨てもしたことがあるように覚えています。今思えば恥ずかしい限りですが。。。なのでそんなに強く言える立場ではありませんが、和田橋の女性の姿を見て、改めて公共への美化の大切さを知ることが出来ました。
タバコの吸い殻は元より、ガムの銀紙、ちょっとしたレシートなどポケットに入れて持ち帰り、自宅で捨てるあるいは公共のゴミ箱に捨てるなどの小さな気遣いが大切だなぁと思った次第です。
そんな思いに浸りながら後を振り返りました。女性はゴミ拾いを続けています。その女性の心を大事にしたいものですね。