2023
Mar
22
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SP2000とSP3000に思うこと
私なりに各社さんのDAPと当社イヤホンの相性を知る上でiBassoさんやCayenさんなど様々なブランドのDAPを使っています。そういった中でA&Kさんも世界的なDAPメーカの一つであることは間違い無いと思っています。
同社のSP2000を使用してみてその抜け感の良い音が結構好きで、真空管とOPアンプのミキシングレベルを変えて音質をコントロール出来る機能も付随しているため、自分自身の好きな音を作れる点にも好感を持っていました。さすがA&K!というのが本音です。
そしてフラッグシップのSP3000。使用前に思ったイメージは「SP2000の延長上にある音だろうな。。。」でした。しかしながら実際に使ってみてそのイメージは吹っ飛びました。まるで別のメーカでは無いかと思うくらいに音質が変わっていたのです。SP2000がどちらかというと中高域で音質に特徴を持たせている感のあるDAPであるのに対して、SP3000は中低域メインで特徴的な音質になっているような音に感じました(あくまでも個人的な感想です)。最初はイメージとのギャップに戸惑いもあったせいか幾分その音質に違和感を持っていましたが、聴き込むうちに楽曲の中心に整然と居座る質の高い低域の良さがわかってきて、今では試聴の際にはかかせない一機種になっています。
ここでDAPに対して詳しくもない私がレビュー的な内容を書くのは控えておきますが、私はそのブランドの製品作りのコンセプトに共感するものを感じました。SP2000もSP3000もいずれもハイグレードな部類のDAPに属すると思います。故にSP2000を持ってる人はSP3000ってさぞかし良き音になっているのでしょ。と期待するでしょうし、その逆もなおさらでSP3000を持っている人はSP2000を持つ必要は無いでしょ。と思うのが一般的です。
でもこの両機、価格帯に30万円ほどの違いはあるのですが両方ともそれぞれに個性があり、両方とも持ちたくなってしまう輩なのです。個人的(強いてです)にはボーカル系を再生するならSP2000、楽器系を再生するならSP3000、価格に依存せずに個性で選ぶべきDAPだと感じた次第です。これがブランドの開発コンセプトだったとしたら、それはありよりのありだなと思いました。上手い!
今月発売になる煌、轟、雅のMKⅡシリーズは今回のSP2000とSP3000と同様に同価格帯に位置しながらそれぞれに個性があるイヤホンです。是非店頭でご試聴頂き、当社イヤホンの音作りのコンセプトを楽しんで頂ければ嬉しいです。
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