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記事一覧

イヤホンの周波数特性について(3)

 しばらく時間が経ってしまいましたが、イヤホンの周波数特性に関するお話、今回を最後にしたいと思っています。 前回までは周波数特性が同じでも聴感上の音が違うこと、そしてそれが測定系の違いによることもあることをお伝えしました。今日はハーモニックスによる違いについて書きたいと思います。 下の図は当社のあるスピーカに1kHzの正弦波信号を入れた時の音のFFT解析を行ったものです。FFT解析って難しそうですが F...

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イヤホンの周波数特性について(2)

 先日のブログで書かせて頂きましたイヤホンの聴感上の感覚と周波数特性の関係。同じ周波数特性を持つイヤホンを試聴比較してみても音の違いを感じてしまうという内容でした。まず前段で一応イヤホンを開発販売している側のエンジニアとして述べておきたいのですが、イヤホンの周波数特性の測定はその測定する環境によって異なるということです。 一般的に我々のようなイヤホンメーカでは以前の私のブログでも記述したような...

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イヤホンの周波数特性について(1)

 先日はintime-Xのモニター募集に多くの方々からお申し込みを頂きありがとうございます。現在コロナの影響で部材の入荷がやや遅れており、スタッフ一同手をこまねいている状況です。 このintimeーX、以前のブログで書かせて頂きましたが、製品的には今回のモニター販売の製品限りになるモデルです。弊社的にはここで開発したこの筐体材料を次、あるいはその次の新製品に搭載したいという狙いがありまして、今回はユーザーの方々...

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2.5mm と4.4mm

 本日、intimeーXの当選発表メールが当選された方に送付されていることと思います。抽選は乱数を用いて行っているので本当に神のみぞ知ると言ったところです。イヤホンを無償でプレゼントするという企画ではなく弊社の場合は有償イヤホンですし、さらにバランス接続のようにスマホ非対応のプラグが募集数の70%以上を占めることなどもあり。何万件もの募集があったわけではありません。でもそれなりの競争率になりましたよ(過去最...

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開発日誌(3)

 イヤホンの軽量化や価格低減には樹脂製の筐体を用いる必要があります。しかしながらVSTのような固い振動体を支持するにはどうしてもある程度の重量が必要になるというお話しは前回の開発日誌(2)で述べました。セラミックを支持する部材の無駄な振動を抑制することがセラミックを用いたハイブリッドイヤホンには重要になるからです。金属筐体を用いれば質量(重量)という意味で制震することが出来ます。でもそれでは重くなって...

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